ブランク + 300tトランスファー
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シンプルな円筒絞りですが、頭頂部内径寸法公差16μ、真円度9μ、胴部内径寸法公差62μ、真円度30μ、胴部基準での頭頂部同軸度20μというかなり精密なスペックのモータヨークです。
160t ブランクトランスファー
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側面の開口が上面まで回っており、上面中央にもバーリングがあるソレノイドヨークです。 バーリングの付け根は上面ぎりぎりまでストレートを要求されています。カムの設定やスクラップ処理にも細かな配慮が欠かせません。 寸法精度も大変厳しい物で、この手の物は金型技術だけでなくプレス生産技術や品質管理技術にも繊細なものが要求されます。
200t ブランクトランスファー
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こちらのロータは繊細な総合技術に加えて、強引さも必要で、さらにそのバランスが大変難しい事例です。 冷鍛プレスではなく、一般プレスで自動化しているところがポイントです。 とはいえ各部の高さ公差が大変厳しく、強引に押し込んで成形をします。物が物だけに正規型着手前に実験型を作り、工程設定を練り込んではいるものの、安定してストリッピングが出きる程度にしっかり押し込んで寸法を出すという、気の遠くなるような微調整は避けられませんでした。
200t ブランクトランスファー
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こちらは特に強引な成形事例になります。 後工程で下の段にネジを切って使用される燃料系のキャップ、ダイキャスト品からの改善事例です。 引き当て機のステージ数に合わせて工程を詰めていますので、六角コーナのダレがちょっと残念ですが、板材から自動でここまで出来るという合理化メリットには変えられません。