Hyper Cap Station
市販のリレーショナルデータベースソフトを利用して構築した設計チームの高機能管理ツールそれがこの Hyper Cap Station です。
新規受注が確定すると即座に、工程ごとに管理番号を付与して登録します。 管理番号は原価管理用の注番と共に、関連資料の保管番号も付与、後々移動書庫に保管された資料も瞬時に取り出せるようになっています。 1990年までさかのぼって全てのデータが蓄積されています。

検索は部品番号や名称などのキーワード検索は当たり前ですが、Hype Cap Station では製品画像も表示できるのがポイント、画像を目視でページをめくりながら、記憶をたどりながら類似品の情報を探す、超ローテク検索ができるのです。 瞬きせずにページを高速でめくるので目が乾きますが、部品番号も名称も得意先も忘れたけど確かこんなのやった記憶がある、そんな時にはこれが威力を発揮、ドンピシャが無くても派生的に参考になる情報が引っ掛かるのです。 ローテクがゆえの成せる技、そして見つかった参考資料は、ざっくばらんで紹介している「陽の当たらない物干し」にぶら下がるのです。

設計図面と共に必ず必要になるのが部品リストです。 その部品リストを合理的に作成できる適当なソフトが見つからない、実はそれがこのツール開発の発端でありました。  Hype Cap Station は管理データベースの注番にリンクした部品リスト作成機能を有しています。
部品リストの作成は豊富な雛形から引用し、各種のマスターからの表引きで効率の良い入力ができるので、作製時間短縮の効果も絶大です。
資材発注にも独自の合理化を織り込んでいます。 出来上がった部品リストは設計図面のフーセン順に並んでいますが、資材はそれぞれに発注先が異なるので仕分けが必要です。 Hyper Cap Station では部品リストのキーワード項目と部品マスターの仕入れ先項目を紐付けしているので、資材発注シートの自動仕分け出力が可能、後は出力された.CSVまたは.PDFのデータをそのまま メールに添付して送るだけで済みます。 資材購入業者は設計チームが独自に見積もりを取り、対応の善し悪しを判断して決定しています。 部品マスターの仕入れ先登録をちょこっと変更するだけで、あっという間に注文書の送り先が変更されるという、まさにブローカー泣かせの逸品。 自動化によって余分な管理費も掛けず、合理的な分散発注を可能にしています。