バーリングメイトEX
バーリングの下穴径を簡単に予測する EXCEL のワークシートです。

上段は簡易体積計算版で、板厚・内径・高さ・R・しごき率を入れるだけで下穴径が自動計算されます。 ただし、しごき率が少なくRの小さいバーリングでしか良い値が求まりません。

下段はその問題点を解決すべく正確な体積計算を行って、下穴径を求める正体積計算版ですが、特殊形状の体積は計算式だけで簡単に求まらないので、CAD でバーリングの断面を作図し、CAD の機能を使って回転体の断面積と重心半径を求めて入力する必要があります。 こちらは R やしごき率の大きいもので使用します。
円筒絞りの体積
円筒絞り(回転体)の体積を求める EXCEL のワークシートです。

多工程円筒絞りの工程計画を行う場合には、全ての工程で体積を同じにしなければなりません。 以前は簡易的に表面積計算でごまかしていましたが、板厚が厚く段差やテーパー形状が絡んだり、増肉や減肉がある場合は誤差が激しく、トライアルの時間が余分に掛かっていました。

バーリングメイトEXと同じく、回転体の断面積と重心半径を CAD で求めてやる面倒はありますが、体積が正確に求まるので、各工程の絞り深さやフランジ径の予測値の精度が格段に高くなり、トライアルの時間削減に大きな効果を発揮しています。
円筒絞り総合
シンプルな円筒絞り(テーパは無視して近似、段差は考慮するが角Rは無視)極々概略工程検討用の EXCEL ワークシートです。



一段目の表に直径・高さ・フランジ投影面積を与えるだけで、工程毎の絞り径と絞りRを教科書的に表示するので、これを基に2段目の表で補正します。

見た目もガサツ、内容も超端折っていますが、やたらと迅速簡単、しかし所要クッション圧や絞りエネルギ、多数個取りブランクの歩留まりまで一気に表示するという優れもの、引き当て設備能力や合理性も同時に検証できます。
所要荷重計算
所要荷重を計算するだけのごく単純機能の EXCEL ワークシートです。

しかし、単なる成形力ではなく決め押し荷重も考慮して算出しているのがミソ、決め押し力は単純化した計算式で求まる値に長年の経験値を加味して係数補正されるものです。

求まる値は現実正解ではありませんが、所要荷重の予測は、工程計画と引き当て設備選定に欠かせない極めて重要なファクターなのです。